デジタルイラストを始めたいけれど、何から手をつけていいかわからない…という方も多いのではないでしょうか?アナログと違い、ソフトの使い方やデジタルならではの技術が必要になります。今回は、初心者の方が最初に覚えると役立つ5つの基本テクニックをご紹介します。
1. レイヤーの使い方をマスターしよう
デジタルイラストの最大の特徴のひとつが「レイヤー機能」です。レイヤーを活用することで、下書き、線画、色塗りを分けて描くことができ、修正がしやすくなります。最初は「背景」「キャラクターの線画」「色塗り」のように、基本的なレイヤー構成を意識するのがおすすめです。
2. ショートカットキーを活用しよう
作業を効率化するために、ショートカットキーを覚えておくと便利です。例えば、
- 【Ctrl+Z(Command+Z)】…取り消し(Undo)
- 【B】…ブラシツール
- 【E】…消しゴムツール
- 【L】…投げ縄選択ツール
など、よく使うものを覚えておくと、作業スピードが格段に向上します。
3. ブラシの設定を理解しよう
デジタルイラストでは、ブラシの種類や設定を変えることで、さまざまな表現が可能になります。最初のうちは「ペン(線画用)」「エアブラシ(ぼかしやグラデーション用)」「塗りつぶしブラシ」の3種類を試してみると良いでしょう。自分好みの設定をカスタマイズするのも楽しいポイントです。
4. 色選びのコツを覚えよう
デジタルイラストでは、カラーパレットの活用が重要です。基本的な色の組み合わせを理解するために、「色相環(カラーホイール)」を活用しましょう。また、光の当たり方を意識して、影の色を変えると、より立体感のあるイラストになります。
5. クリッピングとマスク機能を使おう
「クリッピング」と「マスク」は、色塗りを効率化するために便利な機能です。
- クリッピング:下のレイヤーの形に沿って色を塗ることができる機能。
- マスク:特定の部分だけを塗ったり消したりするのに使う機能。
どちらも、色はみ出しを防ぐのに役立ち、作業の手間を大幅に減らすことができます。
まとめ
デジタルイラストを始めたばかりの方は、最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、基本的なテクニックを少しずつ覚えていくことで、スムーズに上達していきます。まずは、レイヤーの使い方やショートカットキーを覚え、ブラシや色の設定に慣れていきましょう。楽しく描きながら、自分だけのデジタルイラストを完成させてください!
